まつれづれぐさ

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ドイツ人もマサイ族に!?さあ、マサイ族の村へ ~マサイマラ3日目~

 みなさん、こんにちは、りょうやです。

少し更新が遅れましたが、マサイマラ3日目。

いよいよ、マサイ族の村へお邪魔します!

 

現地の人に聞いたんだけど、マサイ族出身には優秀な人が多くて、元ケニア航空のトップを務めた人や政府高官になった人もいるらしい。

 

すでにステレオタイプは崩壊。

 

さあさあ、村訪問。

キャンプ場に向かえにきてくれた、2人のマサイ族の民、ディクソンさんともう1人が案内役(すまん、名前をわすれてしまった)

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このお2人、キャンプ場へは待ち合わせの10分前に来てくれるというpunctualぶり。

さすがです、ありがとう。

 

 

名前を忘れてしまった彼だけど、1つ特徴が!!

 

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ジョエル・キャンベルにめっちゃ似てる!

海外サッカー好きならピンとくるかも。

アーセナルコスタリカ代表の彼です。

※勝手にさらしてごめんね、後輩

 

 

Anywayこのお2人が暮らすロペル村へはキャンプ場から徒歩で20分くらい。

この村には150人ほどが生活しているとのこと。

ロペル村以外にも多くの村があって、その数は170にものぼるらしい。

 

ディクソンさんはこの村案内を10年間近くやっているベテラン。

キャンプ場やツアー会社からの要請があったら、村の中で誰がやるか決めて担当するらしい。

この村には僕たち以外にももう一組、今週来たとのこと。

 

案内はすべて英語でしてくれた。

「なんでそんなにしゃべれるんですか?」

と聞いたら

「小学校でやったからね。進学はしてないけど、案内をしているうちに覚えることもある」

とのこと。

 

なるほど。

ケニアの学校はall-English。

その成果かな。

 

ちなみに、村から少し歩いたところに小学校があって、そこへ徒歩で通っているらしい。

奥の緑色の屋根のやつ。

 

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その後の進学は家庭の経済状況次第。

 

 

 

村に到着。

到着したら村人たちで歓迎のダンス!

 

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マサイ族といえば、、というジャンプも!!

このジャンプは高さを競うものなんだと。

 

ダンスはセレモニーの時にするもので

例えば、歓迎式や結婚式、ライオンを狩った時や子どもの名づけの時などにも行うらしい。

 

なんかすてきだ。

 

 

んで、記念撮影。

毛むくじゃらの被り物は、ライオンの毛でできてるとか!!

おお。

 

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村に入ったら、火起こし体験とか家庭訪問をさせてもらった。

 

お邪魔します。

 

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ディクソンさんは5人家族。

奥さんと5歳、3歳の息子さんたち、6か月の娘さん。

 

 

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泥と牛糞、木でできた家。

なんと、この家、奥さんとなった人が3か月かけて1人でつくるらしい。

おお。

感嘆。

 

蚊が入ってこないようにと、窓は本当に最低限。

だから、真っ暗。

 

ソーラーパネルで電気が通っていて小さな電球があったけど、”寄付”でついたものらしい。

 

これだけ、私生活をオープンにして、観光客へ見せているんだ、その対価としては足りないくらいか。

 

マサイ族の方々は手作りの小物などを作っていて、積極に営業してきた。

その収益は子どもの教育費などといった形で、村に還元されるとのこと。

 

きっちり値段交渉した後、僕も購入。

なかなか良い。

 

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別れ際、気になったから聞いてみた。

 

「海外の人や観光客が村に来て、観光することをどう思うか」

 

そしたら答えてくれた。

 

「海外の人が来たり、自分たちの生活を見られることに関してはおおむね問題ない。私たちは常にウェルカムだ。この前なんか、ドイツ人の観光客がマサイ族になりたいって来たんだ。家族や村と話合って迎え入れることにしたよ。」

 

なんと、、、

 

寛大。

 

 

それでも、正直なところ村を訪問しているときは僕自身、複雑な気持ちだった。

彼らは動物園の動物でも役者さんたちでもない。

”見せ物”ではない。

 

たしかにそこで、生活している人々なのだから。

 

僕たちを迎え入れてくれた彼らの寛容さに感謝するとともに、敬意を払うべきとも思った。

 

 

 

今後、彼らはどうなっていくのだろうか。

急速に変化する時代の波に乗り、都市化していくのかだろうか。

 

博物館化していくのだろうか。

 

それとも、時代には乗らず固有の文化や伝統を継承し続けていくのだろうか。

 

いずれにせよ、彼らの選ぶ道だ。

 

彼らが望むように、彼らの意見が尊重される形になることを願わんばかりだ。

 

 

マサイマラ、総じて良かった。