休学というありふれた選択 ~ケニアで22歳を迎える男子学生の話~
去年の今頃の僕は、一年後の自分をどれほど明確に想像できていただろうか。
“去年の僕”に“今の僕”を見せたら何を思うだろうか。
まさか、休学しているとは思わなかっただろう。
ましてや、ケニアで誕生日を迎えることになるなんてね。
それでも、この決断をした自分を不思議には思わないはずだ。
元来、そういう性格だと自分自身が一番分かっているから。
そのうえで今の僕にこう言うだろう。
「で、お前はどう変わったの?」
と。
みなさん、こんにちは、Waithakaです。
Waithakaって何!?って人はこちらをチェケラしてくだせえ。↓
今日は11月11日、ポッキーの日。
中学ん時、2011年11月11日11時11分11秒のタイミングで「ポッキー!!!」って叫んだのが懐かしい。
待て待て、
今日が11日ってことは、2日後は13日ですね。
11月13日ですね。
何も言いませんよ。
待ってますよ、(笑)
Anyway、予告通り、今回は僕が休学するにいたった経緯を書いていきたいと思います。
あと、何を考えていたのかとかも。
僕が休学を決めたのは2018年2月中旬。
ずっとこのタイミングで休学をしようと温めていたわけでもない。
むしろ、思い立ってから決断するまでは30分くらいだったかもしれない。
とはいえ、大学2年くらいから休学自体には少し興味があった。
仲の良い先輩が休学していたから。
そしてめっちゃ楽しそうだったから。
それに“キュウガク”というものを無条件にかっこいいなと思っていた。
何をしたいかなんて全然考えてなかったけど、“キュウガク”すれば自分は強くなれると思っていた。
結局、当時はできなかった。
教育学部で忙しい日々を過ごす自分には、休学は難しいものと勝手に思っていた。
自分の将来と真摯に向き合ってなかっただけだと、今なら思う。
2018年になる頃、僕は自分の進路を決めかねていた。
その時の思考は本当にしょうもないものだった。
大して深くは考えず、なんとかなると思ってた。
将来における自分のビジョンなんて考えてなかった。
大学でずっとやっていた国際協力をどうやって続けるか、NPO、NGO、企業、大学院とか。
企業に入って社会経験を積んだほうが良いんじゃないかとか。
大学生ながら海外で活動する自分を周りは応援してくれた。友達も大人も。
すごい、頑張ってる、とかって言ってくれた。
でも正直、そんな陳腐な褒め言葉はいらなかった。高飛車な部分があったのかもしれない。
自分の実力が見えなかった。他人からの真っ当な評価が欲しかった。
だから自分が本当に社会で活躍できる人材、評価される人材なのか知りたくて、就活イベントや企業インターン、選考を受けたりした。
今までやってきた国際協力とも教育とも全く関係の無い分野にも手を出した。
そこで採用を頂いたり、褒めの言葉をもらってもただゲーム感覚のおもしろさしか感じなかった。
フレキシブルな自分をクソだと思った。
でもこの雑念と寄り道は結果的に今後の自分の糧になった。
「君は将来、何を達成したいの?もっと具体的に考えてみな。達成した姿や光景が鮮明にイメージできるほどに。」
そう助言してくれたボーダレスジャパンのエリカさんの言葉が大きかった。
自分はまだまだ甘い!!って心から感じた。
そして、テンションが上がった。
「教育という手段で、すべての子ども達が自分の夢を持ち、それに向かって頑張れる環境を提供するスペシャリストになる」
という自分のビジョンをもっと突き詰めようと思った。
このビジョン達成のために、何をするべきなのかを考えた。
そしたら、自ずともう1年やりたいことがあると思った。
場所はサイゼ。一緒にいたのは親友のしみちゃん。
ソフトドリンクを飲みながら人生について語り合ってる最中に決めた。
周りには事後報告だった。
両親には怒られるかなと思ったけど、自分で考えたうえでの決断ならと尊重してくれた。
彼女にはなんで相談してくれなかったのとがっかりされたけど、理由を説明したら分かってくれた。
感謝しかない。
休学している間、物事は自分がイメージしているようにばっか進むわけでもないし、自分が考えてもいなかったようなやりたいことやビジョンが生まれたりしてる。
それで良い。
休学してるからには、絶対に成長しなければならないと強く思ってる。
休学してから、自分の将来ややりたいこと、現時点での実力、足りないものなど、自分自身について関して考えることが本当に多くなった。
すべてが
「教育という手段で、すべての子ども達が自分の夢を持ち、それに向かって頑張れる環境を提供するスペシャリストになる」
という僕の最終ビジョンへつながっている。
休学をして分かった。
僕に一番必要だったのは、自分や自分の将来と向き合って真剣に考える時間だった。
ポッと生まれた“やりたいの小さな種”をそのままにせず、突き詰めて考えてみる。
自分のビジョンと照らし合わせてみる。
ビジョンを達成するために何をどうするのが良いのか、そして自分は何をしたいのかをちゃんと考える。
そんな楽しい時間をこれまでおろそかにしていたと気づけた。
完全に直観主義で生きてきたけど、自分の将来をしっかり考える面白さに気づけた。
ありがたい。
別に僕は休学してもしなくてもどっちでも良いと思う。
大事なのは、自分と向き合う時間をちゃんとつくること。
将来やビジョン、やりたいことに関してじっくり考えること。
そして、片っ端から動き回ること。
“面白いの種”はそこらじゅうにある。
僕は訓示を垂れるに値しない人物だ。
これ以上、偉そうに言うのは止めよう。
去年の自分には胸を張って言おう。
「お前と比べものにならないくらい、今の俺は優れてる。」
最後まで読んでいただきありがとうございます。
せっかくの誕生日直前号ということで、なんとまあ、真面目にダラダラと書いてきたんすけど、、
僕は基本おちゃらけキャラでやってるので、今回は特殊だと思ってください。
それでは、誕生日楽しみにしてます。