何もしなかったら、何も起きないんだって!! ~響く、メイトからの金言~
こんにちは、りょうやです。
最近のナイロビは雨が多く、日中でも肌寒いなと感じるほどの気温。
まるで、日本の秋。
こちらはケニアで見つけた青い春。
秋と言えど、色づく紅葉も無ければ金木犀の香りもないけど、(笑)
半袖ばっかり持ってきてる僕からしてみれば、大誤算。
しっかり気候面は調べてくるべきだったな。
みなさんに提案。
ナイロビに来る際は、ちゃんと長袖のシャツを持ってきましょう。
Anyway
僕は今、NPO法人アクセプトインターナショナルのメンバーとしてケニアで活動中。
(何度目かの報告)
団体に関してはチェケラ!!
https://www.accept-international.org/
そんで詳しく何をやっているかというと、僕は主にメイトたちの就労支援に関わることをしてる。
メイト?って人はこの記事をチェケラしたら分かるよ~
メイトの現在の状況や将来設計に関して話したり、現地NGOや企業に出向いて情報収集したり。
一番直近ではナイロビに本社を構える企業に訪問して、企業見学、職員へのインタビュー、インターンプログラム実施の有無なんかを話し合ったりしてた。
しかもこれが上手くいっただよ。
ちょっとテンションあがったわ。
まあ、そんなことはいいんだ。
今回伝えたかったことはそこじゃない。
ちょうど今週、元メイトと会う機会があって色々話した。
その時彼が言っていたことが印象的だったから残しておこうかと思って、書いてる所存。
さあさ、本題に。
彼の名前はジャン。
2013年に僕たちの団体と関わって以来親交のある、メイトの中でもいわゆる古株に位置するやつ。
僕たちが費用の一部を出資して、技能訓練機関でコンピュータサイエンスを学び習得。その修了証を持って企業や店をいくつも巡り、最終的に就職先を手に入れた強者。この就職難のケニアで。
そんな彼自身の姿勢や人柄から、僕たちの中ではメイトたちのロールモデルの1人として一目置かれている存在。
僕自身そんな彼とはチャットではやりとりするけど、実際に会ったことはなかった。
元々、彼には会いたかった。
他のメイトのロールモデルとして、いくつか聞きたいことがあったから。
だけど仕事で忙しくて会えずじまいだった。
そんでこの間やっと会えた。
仕事の合間をぬって、20分くらいしゃべってくれた。
初めて会った彼はいかにも好青年って感じだった。
月曜から日曜、朝9時~夕方6時まで働いているとのことだった。なんと!!
さすがに日曜の夕方はオフにしてもらうことはあるけどねと笑いながら言ってたけど、
そりゃそうだ、休んでくれ!!
その勤勉さや駆け回って職をゲットした逸話の背景とか聞いたんだけど、こう答えてくれた。
「プライマリー、セカンダリーと学校に通っていた頃は“ただぼーっとしていながらお金を稼ぐ方法はないかな”なんて考えてた。でもいざ、学校を卒業して気づいたよ。何もしないでいる限り、何も起こらないんだって!!(笑) 何もしないでただダラダラする。そんな風に時間を無駄にしたくないんだ。それに良い将来を手に入れるにはハードワーキングしかないと思ってる。だから自分自身を多忙な環境に置いてる。いずれにせよ、自分が動きゃなきゃ、何も変わらないんだって!!」
これを聞いてすぐ思いついた言葉があった。
どっかの本で読んで以来、僕の心に残っていたその言葉は、まさにジェイが語ってくれた内容を表しているような気がした。
“Things do not change, we change”
「哲学書で読んで学んだことでもあるし、自分自身で考えた結果でもあるよ」
どうしてそんな風に考えるようになったのかという僕の質問に対し、ジャンをそう答えてくれた。
そっかそっか。
素晴らしかった。
状況が好転するのをただ待つだけじゃ何も変わらない。
とにかく自分から動かなきゃならない。手探りでもいいから。
そしたら、自分が望むものが手に入るかもしれなし、思いもよらないことが起きるかもしれないということ。
いやすごく当たり前のことなんだけど。すごく当たり前で、そりゃそうじゃんって思うことなんだけど、それを体現している人が真剣に語る姿に感動した。
ジャン~!!!お前ハンパねえな!!!
って肩を叩きたくなるぐらい。
今の職を続けながら、もっとよいビジネスチャンスが無いか探っていくらしい。
貪欲だね。最高。
さすがに体調には気を付けなねと言っておいた。健康第一!!
ジャンの今後も楽しみだなあ。
撮ってくれたセルフィー。
切なさを漂わせた笑顔。。。
加工のクセと決め顔の伸びしろにも注目だね。