まつれづれぐさ

雨の日には傘を、晴れた日にはスニーカーを。そんな言葉を紡ぐことができる人に

ただ徒然に、ケニア ~チンチョンと呼ばれて~

 

こんにちは、りょうやです。

 

一週間近く更新をさぼっていたわけで。

別にすごく忙しかった訳でも、体調を崩していた訳でも、電波状況が悪かった訳でもなく。

 

ただ、気の赴くままに日常を過ごしていただけ。

 

(笑)

 

サボってた。

 

まあ、今こう書き始めているわけで、きっとチャラでしょう。

 

 

9月1日にケニアに到着してから、はや1か月。

もうなにもかもが目まぐるしく、あれやこれやと必死に、気づいたらもう1か月経ってましたみたいな感じではなく。

 

ちゃんと、1か月過ごしたなって思う。

 

そう思うのも、このケニア・ナイロビという場所が、自分にとってどこかなじみのある場所のように感じるからかもしれない。

 

というのも、ここナイロビ、インドのデリーに似てる。

 

そこにいるのがケニア人かインド人かの違いだけで、それ以外はかなり似ているように思う。

 

立ち並ぶ店や、行き交う車や人の様子、街全体の雰囲気。

 

まあそりゃ、ジャマーマスジット周辺オールドデリーと呼ばれている場所の方がもっと雑然としていて人も建物も混み合っているし、

 

THEオフィス街といった感じに立ち並ぶ高層ビルの数はナイロビに軍配が上がるとは思う。

 

ざっくり似ている

 

 

大きく違うところといえば、ナイロビでは

 

「チンチョン!!」

 

とか

 

「ニーハオ」

 

とか

 

「チンチョンチャン」

 

とかって言われることだろう。

 

街だけじゃない。

ナイロビの少し田舎のほうへ行ってもそうだ。

老若男女、もちろん子どもたちも。

 

こちらの反応を期待するものもあれば、僕の隣を通りすぎる瞬間に置き土産のように言っていくものもある。

 

親しみを込めてそう呼ぶのなら、かまわない。

 

でもそうじゃないことを意図して投げかけられることが多い。

 

 

これは本当に快く感じない。

 

あきらかに馬鹿にしている表情で言われると、その嫌悪感は倍増だ。

 

その度、

 

「俺は中国人じゃなくて、日本人だからな」

 

と反応してあげる。

 

すると彼らは決まって、反応に困って

「お、おう。OKOK」

みたいな表情をする。

 

毎回思うが、彼らはその瞬間に何を感じているのか、(笑)

今度聞いてみるか。

 

というか中国人はこの呼びかけに対して、どう思うのだろうか。

これも今度聞いてみようか。

中国人を探すことからしなくてはだな。

 

それでは、当のケニア人は何を思ってそう声を掛けるのか。

 

「ちょっかいをかけたいだけの人もいる。ただ馬鹿にするような意味合いを込めている人がいることは確かだ」

 

ケニア人の友人はそう教えてくれた。

 

近頃、ケニアには多くの中国系企業が進出してきているし、中国資本で実施される公共事業もある。

もたらされるものが良い面ばかりなら良いのだが、そうもいかないのが世の常だろう。

 

その結果の1つが、“雑なからかい”という形なわけか。

 

 

とはいえ、僕が頭ごなしにそんなケニア人に対して不満を漏らすのは現時点ではナンセンスだ。

 

なぜなら、僕はケニアと中国の関係性を詳しくは知らないし、その歴史や背景を知らない。

お互いの思惑やお互いが抱える感情や思想を知らない。

 

 

まあ、さすがに時々腹に立つが、(笑)

 

先週なんか僕らを中国人と勘違いした輩に絡まれた。

あの時は本当に癪に障ったし、徹底抗戦だった。

最終的には日本人ということをようやく受け入れ謝ってきたが、それはやりすぎだよ、酔っ払い。

 

 

Anyway僕の生活圏ではなんだかんだ“日本人”が浸透し始めてきた。

 

かなり徐々にだが。

 

地道に続けている日本人だという主張とコミュニケーションが功を奏しはじめている。

 

よしよし。

 

もともと、日本に対しての印象は良さそうだ。

 

ケニア車界隈で圧倒的シェアを誇る日本車がその一助を担っているのだろう。

 

 

まあとはいえ、彼らからしたら見た目だけでアジア人を国名判別するのはきっと至難の業だ。

 

逆も然り。

僕らがアフリカ大陸出身やヨーロッパ出身の方々の出身国を違わず判別することは難しいだろう。

まあ、日本人はそんな状況で、見かけた外国人に対し一か八か蔑称を叫んだりはしないだろうが。

 

今日の分だけ見ると、僕がケニア人に辟易しているように思えるかもしれないがそうじゃない。

 

ケニア人はけっこう好きだ。

 

 

 

 

 

 

 

以上、他称フィリピン人がお送りしました。